TIS(桑野徹社長)は、6月27日、タイでSAPソリューションを手がけるI AM Consulting(IAM、Thanawat Lertwattanarakグループディレクター)を連結子会社にしたと発表した。TISは、IAMとその株主と、株式譲渡契約・株主間契約を締結。6月にIAMの株式を49%取得し、17年4月までに100%を取得する。

 IAMは、ITコンサルティング、カスタマイゼーション、インプリメンテーション、保守サービスなどを提供するソリューションプロバイダ。13年度(13年12月期)の売上高は約14.1億円で、輸送業、電力業、製造業、教育、金融などの事業法人や政府系機関に顧客基盤をもつ。SAPビジネスを強みに、コンサルティング、ライセンス提供、教育事業のSAPトータルソリューションを展開するタイ国内唯一の企業だ。

 TISは、IAMの連結子会社化に先立ち、タイの上場企業でエンタープライズ向けITソリューション事業を手がけるMFEC Public Company Limited(MFEC、Siriwat VongjarukornCEO)と資本・業務提携契約を締結。SIを強みとするMFECと、SAPを活用したERPコンサルティングを強みとするIAMは、業務領域で補完関係にあり、TISは、MFECとの資本・業務提携に加えてIAMを連結子会社にすることで、法人向けITビジネスのバリューチェーンの上流から下流までを一貫してカバーすることになる。

 TISは、これらの資本・業務提携によって、3年後のタイ国内での年度売上高を30億円程度にかさ上げすることを目指す。(上海支局 真鍋武)