ビジネスブレイン太田昭和(BBS、石川俊彦社長)は、タイに現地法人「BBS(Thailand)」を6月に設立し、7月に営業を開始した。タイに進出した日系ユーザー企業のバックオフィス業務を支援するITサービスとBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスを販売する。

 BBSは、会計などのバックオフィス業務の改善コンサルティングや業務代行サービス、それに必要な情報システム開発やITサービスを販売する。連結の年商は約170億円で、従業員数は約850人。これまでの海外進出先は中国とシンガポールで、中国では現地の会計事務所であるマイツグループと協業し、日本本社の経理担当者が中国法人の会計情報をウェブで閲覧できるクラウドと、現地法人の業務改善コンサルティングサービスを共同で提供。シンガポールでは支店を設置し、他社との協業はせずに、現地日系ユーザー企業に向けて中国とほぼ同等のサービスを展開している。

 今回、新たに進出したタイでは、まずは単独でビジネスをスタートする。「現地法人会計業務改善サービス」という名称で、現地の税制や商慣習に適した会計の仕組みをユーザーごとに構築し、業務代行やコンサルティングサービスも合わせて提案する。シンガポール支店の支店長とタイ法人の社長を兼務する松江芳夫・グローバルソリューションサービス本部本部長は、タイでのサービスについて「経理部長とITマネージャーを代行して現法の社長を助けるサービス」と表現する。

 タイの市場については、「製造業を中心に日系企業の進出が活発な国。顧客となる日系ユーザー企業のトップは、営業や開発には強くても、会計の知識は乏しくて困っている人が多い」とみており、そうした人たちを全面的に支援すると意欲を示している。

 松江本部長は、ビジネスの状況次第で、現地の会計事務所やITベンダー、タイでのビジネスに強い日本のITベンダーと協業することも視野に入れている。(木村剛士)