【オースティン発】米デル(マイケル・デルCEO)は、11月4日に開幕した年次イベント「Dell World 2014」で「Dell Cloud Marketplace」を発表し、パブリックベータ版を公開した。クラウドのマーケットプレイスは、外資系、国内を問わず大手のITベンダーが共通して力を入れるクラウドの販売形態。デルもその流れに乗って参入した格好だ。

 「Dell Cloud Marketplace」は、複数のパブリッククラウドサービスを専用サイトを通じて選び、利用できるようにするもの。ユーザー企業は、異なるクラウドサービスを専用の管理ツール「Dell Cloud Manager」で一元管理でき、支払いも一括処理できるので、クラウド利用の手間を削減することができる。

「Dell Cloud Manager」のダッシュボード画面

 ユーザーは、Amazon Web Services(AWS)やGoogle Cloud Platform、Joyentから動作させるクラウド環境を選び、利用するソフトウェアを選択する。現時点で用意しているソフトはDrupal、Magento、MongoDB、phpBB、Redis、Ubuntu、WordPressなどのオープンソースソフト(OSS)。来年にはDelphixやDocker、Pertinoのソリューションを利用できるようにする。

 現在は、米国在住の利用者を対象として公開し、「ユーザーのフィードバックをもとに改善していく」(バリー・シェアーズ デル・ソフトウェア・バイスプレジデント&ジェネラルマネージャー)。ニーズ次第で他国での展開も行うが、日本での展開は未定だ。(木村剛士)