【上海発】11月、シーエーシー(CAC)の中国グループ会社、高達計算機技術(蘇州)(程斌董事長)の新たな自社ビルが完成した。程董事長は、「事業の進捗をみながら、毎年100~150人のペースで人員を拡充していく」と説明する。

 高達計算機技術(蘇州)は、1992年にタイテックと蘇州市計算機技術研究所との合弁で設立。2002年3月にCACが株式の70%を取得して以降は、希亜思(上海)信息技術(CAC上海)と連携して、主にCACのオフショア開発を手がけてきた。程董事長によると、「蘇州は人材が豊富で、上海に比べて人件費が20~30%安い」という。

 現在の従業員数は約230人だが、事業の拡大を目指して、蘇州市に800人を収容できる5階建ての自社ビルを建設。来年度、CACのグローバルのデリバリーセンターとして稼働を開始する。

 センターでは、従来のオフショア開発やシステム保守も手がけるが、程斌董事長は、「一番成長を期待しているのは、中国国内企業からのバックオフィス業務のBPO案件だ」と説明。データエントリなどの単純作業ではなく、顧客の事務業務全体を請け負いながら、例えば医薬メーカー向けに新薬のデータ統計を作成するなど、高度なアウトソーシングサービスを提供していく。(上海支局 真鍋武)

程斌董事長