キヤノンITソリューションズ(浅田和則社長)は、セキュリティソフトウェア「ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ(ESET)」の販売で、パートナー制度「ESPP」をリニューアルし、11月下旬に開始した。販売金額が多い既存パートナーをこれまで以上に手厚く支援するのが新プログラムの目的。技術と営業の両面で新たな特典を用意して、パートナーの販売力底上げを狙う。

 ESETの間接販売において、従来はパートナーを二つに区分(登録/認定パートナー)していたが、新制度ではこの二つの上位パートナーカテゴリ「認定ゴールド」「認定プラチナ」を設けた。ゴールドは年間の目標仕入額1000万円以上、プラチナは同3000万円以上(ともに製品販売とサポートサービス費用の合計金額)が基本条件。この二つのパートナーは公募するのではなく、既存の認定パートナー約170社から選ぶ。パートナー同士の競合を防ぐために、ゴールドは約50社、プラチナは10社程度に抑える方針。キヤノンITソリューションズとパートナーの間で合意した販売額を2年連続で達成しなかった場合は、降格する場合もある。

 ゴールドおよびプラチナには、登録/認定パートナーでは受けられない新たな特典がある。例えば、技術交流会の参加や、ユーザー企業のシステムを構築する際の技術者同行(導入クライアント数3000以上の大型案件のみ)、見込み案件の紹介や定期開催するセールスミーティングの参加などだ。合計8種類の特典を新設した。従来よりも、営業面の支援を増やしたという。

 ESETは、スロバキアのソフトメーカーが開発した製品でキヤノンITソリューションズが日本国内の販売を担っている。個人と法人の両市場で販売していて、法人の実績は約21万社・団体、1150万ライセンス。直近5年は前年度比20%増で伸びているという。新パートナー制度の開始によって、最低でも前年度比20%増、意欲的な目標として同50%増を掲げている。(木村剛士)