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エプソン、PrecisionCoreラインヘッドを国内初採用したラベルプリンタ

2015/03/12 18:59

 セイコーエプソン(碓井稔社長)は、3月10日、カラーインクジェットラベルプリンタの新製品として、国内で初めて「PrecisionCore(プレシジョンコア)ラインヘッド」を採用したColorWorks(カラーワークス)「TM-C7500」シリーズを、3月23日から順次発売し、ラベルプリンタのラインアップを拡充すると発表した。

TM-C7500シリーズ

 TM-C7500シリーズは、PrecisionCoreラインヘッドを採用し、最大300mm/秒の高速印刷が可能。また、600×1200dpiの高画質印刷により、バーコードなどの細かな線や文字も鮮明に印刷できる。さらに、新たにヘッドのノズル詰まりを自動で確認する「ノズル自己診断システム」を搭載。自動でクリーニングを行い、万が一、詰まりが解消できない場合は、同一ラインにある他ノズルや隣接したノズルから補完印刷を行い、継続的に高品質な印刷を実現する。

 ラベル幅は、4インチ(約10センチ)に対応。用紙は8インチ(約20センチ)径のロール紙がセットでき、大量印刷が可能。また、オプションの「巻き取りユニット」を装着すると、印刷したラベルを自動で巻き取り、ラベル自動貼りなどの後行程の作業をスムーズに行うことができる。

 インクは、大容量カートリッジの採用で長時間の連続プリントが可能。また、耐水性や耐アルコール性に優れた顔料インクを採用しており、水や薬品などを扱う業務でも安心して使用できる。本体の耐久性は、500km(最大650万枚相当)を実現している。マットインク搭載の「TM-C7500」は、普通紙、マット紙、合成紙に対応したモデル。フォトインク搭載の「TM-C7500G」は、見栄えのよい高級感のあるラベル作成に適した光沢紙に対応したモデルとなっている。

 用紙は、純正用紙以外にも推奨用紙を用意し、普通紙やマット紙はもとより、光沢紙や和紙までユーザーの用途に適したものを希望のサイズで用意するカスタマイズに対応する。さらに、ラベルの内製化を行うユーザー向けに、無料の会員サイト(MyEPSON)から、誰でも簡単にラベル作成が行える「レイアウトソフト」や、食品・野菜などの「ラベル素材画像」の提供を4月に開始し、順次コンテンツを充実していく。

 税別価格は、「TM-C7500」「TM-C7500G」ともに74万8000円。同社では、今後3年間で1400台の販売を予定している。
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外部リンク

エプソン=http://www.epson.jp/