ACCESS(室伏伸哉社長)は、IoT対応機器の開発、サービスの開発・運用を効率化する統合型クラウド・ソリューション「ACCESS Connect」を開発し、主に家電・産業機器・ロボットメーカー、サービス事業者を対象に4月8日に提供開始した。

 「ACCESS Connect」は、モノ(デバイス)をインターネットに接続するためのSDK(開発キット)から、デバイスとサービスをつなげるためのクラウドサービスに至るまで、IoTサービスの開発・運用に必要な要素技術をオールインワンで提供する統合型のソリューション。ACCESSの高度な組み込みソフトウェア技術やクラウド技術、サービス提供のノウハウがすべて集約されている。また、同ソリューションでは、必要な要素技術のみを事業のニーズや進展に合わせて選択し、柔軟に組み合わせていくことも可能だ。

 ACCESS Connectのソリューションでは、ACCESSが独自に開発・運用するBaaS(Backend as a Service)上に、「iBeacon」や「チャット」、「UIエンジン」など、ACCESSの豊富なソフトウェア群が組み込まれ、テーマごとのプロファイルとして提供される。ACCESSのソフトウェア群は、いずれも、品質・有用性が市場で実証されており、業界標準規格に準拠し、かつ、プラットフォーム非依存の設計になっている。そのため、ACCESS Connectのユーザーは、IoTサービスの開発・運用にかかるコストを低減しつつ、短期間での新サービスの立ち上げが可能になる。また、各プロファイルは相互互換性が担保されており、複数のプロファイルを組み合わせた画期的なサービスを開発することもできる。

 ACCESS ConnectのベースとなるBaaSには、ユーザー管理やテナント管理、決済履歴、ファイル管理、データ管理といった基本機能が網羅的に実装されている。また、コンテンツのプッシュ配信やメッセージ、Eメール、カード決済などの機能も備えられている。

 これらの基本的な機能をBaaS上で共通化することで、上位レイヤのアプリケーション間連携がスムーズ/強固になり、結果として、効率的なIoTサービスの開発・運用が可能となる。今後、DMP(Data Management Platform)といったビッグデータ解析機能も拡張される計画だ。

 ACCESS Connectのプロファイルとしては現在、「O2O Profile」、「M2H Profile」、「UI Profile」、「xEMS Profile」の四つが提供されている。各プロファイルは、IoTサービスの提供に必要な一連の仕組みを有機的につなげて顧客の課題を解決する、各業界に特化したソリューションパッケージとなっている。

ACCESS Connect 構成図

 加えて今夏には、センサ技術を活用してリアルタイムに、人・モノの位置情報や移動履歴を提供する「Location Profile」や、資材・機材などモノの位置情報や移動履歴を管理する「Inventory Profile」 といったプロファイルが追加されるほか、IoTシステムのバックエンドで必要とされるサービスをまとめた「IoTバックエンドサービス」なども順次提供される予定だ。