日立システムズ(高橋直也社長)は5月21日、日立システムズがイタリア共和国(イタリア)のITサービス企業であるCosmic Blue Team S.p.A.を買収する手続きを完了したと発表した。また、同社を正式にグループ会社化するとともに、社名を「日立システムズCBT(Hitachi Systems CBT S.p.A.)」に変更して、事業を開始した。

 日立システムズは、日立グループの情報・通信システム事業の中核企業として、システムのコンサルティングから構築や運用・監視、工事・保守までITのライフサイクルすべてをカバーするサービスを提供している。とくにシステムの安定稼働を支援する監視・運用などのマネージドサービスやクラウド・データセンターサービス、セキュリティサービスなどに強みをもっている。

 日本全国約300拠点、アジアを中心とした海外に14のグループ会社をもつ日立システムズは、今回、イタリアで35年にわたり培った技術と経験をもつ日立システムズCBTをグループ会社に迎え、欧州市場でのITサービス事業の強化を図る。

 日立システムズCBTは、引き続きシステム設計、構築、運用、クラウドシステムの保守、アプリケーション、サービス、ソリューションなどに注力するとともに、今後、日立システムズの製品やサービス、技術力やノウハウなどを取り入れ、マネージドサービス、セキュリティ、データセンターソリューション分野などITサービス事業の強化を目指す。これらのサービスは、ミラノとローマにある日立システムズCBTの二つのデータセンターを活用し、中堅から大企業までの民間企業や官公庁も含め、ITインフラを統合したいという顧客向けに提供。企業向けの情報管理プラットフォーム「WebRainbow」、ITリソースやアプリケーションをクラウド型で提供するソリューション「EasyCloud」、スピーディな経営を実践するためのアウトソーシングソリューション「EasyWare」を用意している。

 セキュリティサービスでは、セキュリティリスクマネジメントプロセスを、複雑な事業体制から、データガバナンスされた事業体制への変革を実現するサービスとして、ITセキュリティソリューションに関するコンサルティング、設計、構築、運用サービスなどを提供する。

 日立システムズCBTでは、これらのサービスラインアップと、日立システムズの技術やサービスを融合し、イタリアはもとよりITソリューションを必要としているすべての欧州市場に先進的なITサービスを提供していく。