セイコーエプソン(エプソン、碓井稔社長)は、6月23日、頭部に装着できるメガネ型業務用ウェアラブル機器「スマートヘッドセット MOVERIO Pro(モベリオ プロ)『BT-2000』」を、2015年9月に発売すると発表した。

スマートヘッドセット MOVERIO Pro「BT-2000」

 BT-2000では、作業を行いながらハンズフリーでマニュアルを表示・確認できるといった用途を想定している。また、位置情報を把握できるナビゲーション機能や、500万画素のステレオカメラを搭載し、遠隔地にいる管理者と映像・音声でリアルタイムにやりとりが可能などの特徴をもつ。

エプソン販売の佐伯直幸社長

 エプソンでは、以前よりコンシューマ向けのスマートグラスである「MOVERIO『BT-100』」「MOVERIO『BT-200』」といった製品を販売しているが、今回発表したBT-2000は、現場での作業支援・業務効率の向上を目的として、業務用途向けに特化したもの。従来の耳に掛け鼻で支えるメガネ型から、頭部全体で支えることのできるヘッドセット型にすることで、長時間の作業にも耐えうるようにした。また、使用者の移動速度や移動距離、行動ログなどを把握できる各種センサーを搭載している。

セイコーエプソンの渡辺潤一取締役ビジュアルプロダクツ事業部長

 エプソン販売の佐伯直幸社長は、「BT-200から大きく進化させ、装着性・堅牢性・長時間使用・搭載するデバイスを一新し、BtoB向けに対応させた」と語り、「スマートヘッドセットが業務に革新をもたらす。ぜひ期待いただきたい」と、自信をみせた。エプソンの渡辺潤一取締役ビジュアルプロダクツ事業部長も、BT-2000の導入により、「作業現場を革新し、新しい作業スタイルを確立させる」と強調した。

エプソン販売の鈴村文徳取締役販売推進本部長

 BT-2000の販売にあたり、SIerやアプリケーションベンダーなどの開発者をパートナーとして、必要な情報を提供しながら連携していく。エプソン販売の鈴村文徳取締役販売推進本部長は、「まずは3年間で国内約1万台の販売を目指す」との目標を掲げ、製造業をはじめ、物流や建設業など、さまざまな業界をターゲットに製品の展開を図る。海外では米国や欧州での販売を予定し、いずれはアジアでの販売も視野に入れ、グローバルでの製品の拡販をねらう。(前田幸慧)