ITホールディングスグループのTIS(桑野徹会長兼社長)は、インドネシアの上場IT企業であるAnabatic Technologies(ATIC、Handojo Sutjipto・President Director)と、ASEANなどグローバルでの金融ソリューションの提供を中心とした資本・業務提携契約を締結した。これによって、TISはAnabatic Technologiesの全株式の20%を取得し、同社を持分法適用会社とする。

 Anabatic Technologiesは、グループ総勢で約5480人の従業員を抱えるインドネシアの大手IT企業。2015年7月8日にインドネシア証券取引所に上場している。2014年度(14年12月期)の売上高は約240億円。銀行向けソフトウェアとして、グローバルで約700の金融機関に導入実績を誇るTemenos社のバンキングシステム「T24」を中心とした金融ソリューションの提供を得意としており、銀行を中心に決済、通信などの分野で豊富な顧客基盤を有している。

 TISは、シンガポール、タイ、インドネシア、ベトナムに拠点を有しており、2014年には、タイSI大手のMFECと資本・業務提携をしたり、SAPコンサルティングファームのI AM Consultingを連結子会社化するなど、ASEAN地域でのビジネスを強化している。今回、Anabatic TechnologiesのインドネシアをはじめとしたASEAN地域での影響力や、ソリューション提供のサービス品質、現地銀行などの顧客基盤を高く評価し、資本・業務提携契約の締結に至った。

 両社は今後、資本・業務提携を通じてお互いの強みを組み合わせ、ASEAN地域の日系企業に対するサービスラインアップ拡充・サポート強化や、現地企業に対する金融ソリューション、クラウドサービスを共同で展開していく。