【北京発】アリババグル―プの阿里雲計算(胡曉明総裁)は、7月22日、北京市でプライベートイベント「Aliyun DT Day×Cloud+ conference」を開催し、数十種類の新商材を発表した。

胡曉明総裁
 阿里雲計算は、2009年にクラウドサービス「阿里雲(Aliyun)」の提供を開始し、すでに約200万社のユーザーを抱える中国最大のクラウドベンダーに成長している。イベントには、Aliyunの開発者やパートナー、政府関係者など国内外から約2000人が参加。基調講演で胡総裁は、「クラウドをデータテクノロジのエンジンとして、ビッグデータを原動力とした経済の発展を支援する」と述べた。

 当日、Aliyunの新サービス14種類を発表。例えば、毎秒2万回のデータ読み書きや256Mbpsのデータ転送を実現するSSDクラウドサーバー、ハイブリッドクラウド環境を簡単・手短に構築できるVPC(Virtual Private Cloud)サービス、PostgreSQL対応のクラウドデータベース(DB)、Redis対応のKVSデータベースなどを新たに提供する。

 同時に、Aliyun上でパートナー企業を通して提供する50種類の業界ソリューションも発表した。阿里雲計算は、2014年にエコシステム形成を目的とした「雲合計画」を開始し、すでに中国の大企業200社と協業関係を結んでいる。今年6月には、グローバルパートナープログラム「Marketplace Alliance Program(MAP)」も始動した。イベントで阿里雲計算は、クラウドマーケットプレイス「market.aliyun.com」を正式にリリース。今後3年間で、グローバルのパートナー数を2000社まで拡大することを目指す。

 なお、阿里雲計算は、今年3月に米シリコンバレーにデータセンター(DC)を開設し、海外進出を果たしている。イベントでは、米国に第2DCを開設することを明らかにしたが、すでに予定している日本や欧州、シンガポールでのDC開設時期は公表されなかった。(真鍋武)