ビットアイル(寺田航平社長)は、物理サーバーを活用したクラウドサービス「ビットアイルクラウドベアメタルサーバ」を10月15日に始めた。物理サーバーの特性を生かして、ストレージの書き込み/読み出し(I/O)の速度を、仮想サーバーを使った一般的なパブリッククラウドサービスのI/Oに比べて、およそ100倍を超える高速化を実現している。

 「ビットアイルクラウドベアメタルサーバ」の上位サービスでは、1秒間のストレージへのI/O回数を示す“IOPS”は最大70万回で、「仮想サーバーをベースにしたパブリッククラウドサービスのIOPSの多くは5000回程度」(ビットアイルの前川和也・プロダクトマーケティング部主任)といわれているのに比べて、大幅に高速化している。

ビットアイルの前川和也・プロダクトマーケティング部主任

 高速化を実現するにあたって採用した上位サービスのストレージには、PCIスロットに差し込むタイプのファーウェイ(華為技術)製の「ES3000 V2 PCIe SSDカード」を採用。サービス価格は上位サービスが月額8万5000円(税別)、通常のハードディスク・ドライブ(HDD)を使ったエントリーサービスは月額2万4000円と、競争力のある価格帯に設定した。

 同サービスのファーストユーザーは、グリーグループのゲーム会社のポケラボで、70万IOPSを処理する上位サービスを採用している。ビットアイルでは、高速I/O処理を必要とする業種・業務を主なターゲットとして、ベアメタル事業で向こう1~2年のうちに累計50案件の受注を目指していく予定だ。