東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G、大澤正典社長)は、固定資産管理システムパッケージの国内有力ベンダーであるプロシップ(川久保真由美社長)と協業し、日系企業の海外拠点向けのソリューションラインアップを強化した。

 具体的には、B-EN-Gが、海外現地法人向けに、プロシップの固定資産管理システム「ProPlus」の販売を始める。さらに、ProPlusとB-EN-Gの自社商材であるグローバルERPパッケージ「A.S.I.A.」に、相互連携のためのインターフェース機能を標準で装備し、一体的なソリューションとして提案できるようにする。羽田雅一・常務取締役CMO/CTOは、「近年、とくにASEAN地域で、会計や販売・購買・在庫管理と固定資産管理のシステムをワンストップで提供してほしいというニーズが高まっている。A.S.I.A.のユーザーも増えているが、製造業は自社資産に占める固定資産の比率が高いため、A.S.I.A.と連携させて資産管理をきちんとやりたいという声が多く聞かれるようになっていた」と、協業の背景を説明する。


 一方、プロシップにとってB-EN-Gとの協業は、ASEAN地域の販路を開拓する狙いがある。山口法弘・取締役海外ビジネス営業本部本部長は、「ProPlusは国内の上場企業を中心に実績を重ねてきたが、海外拠点でも使いたいという相談を受けることが多くなり、海外対応版を2012年にリリースした。中国ではすでに展開しているが、今回の協業により、ASEAN地域での顧客開拓を加速させることができるだろう。当社としては、初めて本格的な間接販売に踏みだすことになるが、B-EN-Gは、SIerとしても、パッケージベンダーとしても実力・実績があり、現地でのサポート体制も備えていて心強い」と期待を寄せる。

 ASEANでは、基幹系システムについてもクラウド化のニーズが高く、両製品を共通のプラットフォーム上でクラウドサービスとして提供する準備も進めているという。(本多和幸)

プロシップの山口法弘・取締役海外ビジネス営業本部本部長(右)と握手を交わすB-EN-Gの羽田雅一・常務取締役CMO/CTO