ITホールディングスグループ(ITHD)のTIS(桑野徹会長兼社長)は、産業機械の故障原因を分析するIoT(Internet of Things)システム「メンテりてぃくす」の販売を始めた。

 同製品は、ITHDグループのクオリカの遠隔監視・予防保全システム「CareQube(ケア・キューブ)」などで産業機械から収集・蓄積した稼動データを、SAPのBI(ビジネスインテリジェンス)ツール「BusinessObjects」と、データマイニングツール「Predictive Analytics」で分析・解析して、故障原因を導き出す。

「メンテりてぃくす」の構成イメージ

 既存のパッケージ製品を組み合わせて使うことで、低コストかつ短期間で産業機械から取得した稼動データをもとにした、業務改善が可能になる。

 TISでは、組立製造業や生産設備メーカー、化学製造業、特殊車両メーカーなどを中心に「メンテりてぃくす」の販売に力を入れることで、2020年までに約20億円のビジネス規模にすることを目指す。

 今後は、「製造実行システム(MES=Manufacturing Execution System)やERPなどの既存の基幹系システムのデータを「メンテりてぃくす」と組合せて分析することで、「産業機械の稼働時間の最適化」「人員配置の最適化」「部品発注の自動化」の提案も強化していく方針だ。