ITホールディングスグループのTIS(桑野徹会長兼社長)は、“溶接”に特化した産業機器や金属材料を手がけるマツモト産業(大阪市、吉田充孝社長)の基幹業務システム(ERP)の「SAP」を、パブリッククラウドサービスのAmazon Web Services(AWS)上へ移行させたと発表した。

マツモト産業のAWSを活用した新環境イメージ

 移行の効果として、ハードウェアの保守切れを理由にしたサーバーメンテナンスや、5年サイクルで必要だったインフラ見直しなどが不要となり、社内システム運用の負荷を大幅に軽減。また、AWSのバックアップデータの自動コピー機能により、以前のテープ方式と比べてバックアップ業務の運用負担が減るとともに、システムの信頼性向上も実現している。

 AWSをシステム基盤に選定した理由の一つに、ERPでの利用実績や公開事例の多さが挙げられるという。

 TISは、導入・移行の豊富な経験とノウハウにもとづいたプランのもとで、ERPや帳票管理、EDIなど一連のシステムを移行させ、今年8月、AWS上で本番稼働させている。TISでは、バックアップや監視の仕組みを備えたAWS基盤の構築と、複数ベンダーが携わるプロジェクト全体を統括するPMO(プロジェクト・マネージメント・オフィス)としての役割も担っている。