ITホールディングスグループのTIS(桑野徹会長兼社長)は、セブン銀行グループのBPOサービス会社バンク・ビジネスファクトリーの仮想デスクトップ(VDI)化を支援したと発表した。国内に約70台と海外オフショア拠点の中国・大連に約30台のシンクライアント端末を設置し、首都圏のデータセンターのサーバーと接続する構造となっており、主に銀行業務向けのBPO(ビジネスプロセス・アウトソーシング)で活用している。

 TISの支援先はセブン銀行の事務センターを前身として2014年7月に設立されたバンク・ビジネスファクトリーで、同社は銀行業務向けのBPOサービスで活用するための高度なセキュリティと、業務の繁閑期の変動にも柔軟に対応可能なデスクトップ仮想化の技術に着目。デスクトップ仮想化を用いた業務専用端末のプラットフォームを、15年6月に本格稼働させている。

バンク・ビジネスファクトリーの銀行業務向けデスクトップ仮想化のイメージ

 バンク・ビジネスファクトリーでは、デスクトップ仮想化を用いた同プラットフォームの稼働によって、すでにファーストユーザーである地方銀行からの受託業務がスタート。BPO業務の効率化に役立てているという。同社は、金融機関などの事務受託事業を行うセブン銀行グループの事業会社で、銀行事務運営のノウハウを生かした安全かつ品質の高いオペレーションサービスを強みとしており、今回のデスクトップ仮想化を活用したプラットフォームによって競争力を一段と高めていく。