アリババグループの阿里雲計算(胡曉明総裁)は1月20日、上海でプライベートイベント「2016 Shanghai Summit」を開催し、新たなサービスと協業を発表した。同イベントには、クラウドサービス「AliCloud」のパートナーや開発者、政府関係者など約3000人が参加した。

 新発表のサービスは、ビッグデータ基盤「数加」だ。同基盤上では、データ収集・データ分析・器械学習など、ビッグデータ活用に必要となる20機能をサービス形式で提供。阿里雲計算は、今後3年間で「数加」のデータ開発パートナー1000社の獲得を目標に挙げ、順次サービスを拡充していく方針だ。

 また、NVIDIAとの戦略提携も発表した。AliCloud上で、GPUベースのHPC(High Performance Computing)プラットフォームを提供し、高速な計算処理を実現する。さらに、両社は共同研究室を設け、ディープラーニングの研究を推進。また、AliCloudはNVIDIAの並列計算アーキテクチャ「CUDA」の指定研修プラットフォームに認定される。

 阿里雲計算は、最近になってビッグデータの切り口でAliCloudをアピールしている。中国では、15年9月に国務院が「ビッグデータ発展促進行動綱要」を公表しており、ビッグデータ産業が急速に発展する機運が高まっている。

 なお、アリババグループの15年度第3四半期(10~12月)決算では、クラウドサービスのAliCloudを含むクラウド・インターネットインフラ関連の売上高が、前年同期比約125%増の8億1900万元と大きく伸びている。