北海道日立システムズ(巽謙治社長)は、受注・出荷・入金管理などに特化した「直販・通販農家向け 販売管理クラウドサービス」を、農家や農業生産法人向けに2月23日に発売した。提供開始は4月を予定している。

 新サービスは、直販・通販農家として年商1億円の実績があり、多くのノウハウをもつ寺坂農園(寺坂祐一社長)が自社で開発・活用している農家の直販・通販業務に特化した販売管理システムを、北海道日立システムズが機能や操作性などを拡張し、システム開発力やサポート力を活用してクラウド型で提供するもの。

 具体的には、受注・発送業務でのミスを防ぐ仕組みや、商品の出荷状況を適切に把握するための機能、顧客からの要望を適切に農業経営に生かすためのクレーム管理機能、詐欺などに対応するためのブラックリスト管理機能など、寺坂農園のノウハウを生かした機能と、北海道日立システムズのクラウド技術、手厚いサポートサービスを組み合わせて割安な月額利用方式で提供する。システムの管理は、北海道日立システムズのエンジニアが行うため、専門の技術者がいない農家でも気軽に導入・利用できる。また、導入にあたっては、寺坂農園のノウハウにもとづくアドバイスを北海道日立システムズから受けることができる。

 新サービスにより、対面販売に加えて、電話やFAX、メール、ネット販売など複数の販売ルートからの受注・出荷・入金といった、商品が消費者へ届くまでの流れを一元管理でき、出荷状況に関する問い合わせへの迅速な回答や販売履歴にもとづくきめ細かな顧客管理が可能となる。また、クラウドサービスでの提供であるため、基本料金を低く抑え、伝票数などに応じた従量課金の形態で利用できる。

 今後、北海道日立システムズは、同サービスを直販・通販農家に販売し、初期導入作業や操作説明、サポートサービス、問い合わせ対応などを含めてワンストップでサポートする。さらに、必要に応じて、ネットワーク工事やセキュリティ対策など関連サービスを提供する。

 税別価格は、初期登録費用が5万円、月額基本料金が1万円から。同社では、寺坂農園と連携して農家や農業生産法人向けに拡販し、18年度末までに100ユーザーの獲得を目指す。