Arcserve Japan(江黒研太郎社長)は、統合バックアップ・リカバリソリューションの最新版「Arcserve Unified Data Protection(UDP) v6」の出荷を3月3日に開始する。仮想環境が含まれるシステムのバックアップ管理や、災害対策向けの機能を充実させた。価格は、1年間の保守サポート料金込みで10万円から。

江黒研太郎
社長
 新製品では、障害発生時、バックアップデータを直接参照する仮想マシンを作成して業務を継続できる「インスタントVM」機能を搭載。復旧用メディアの作成や、リストア先となる代替マシンの準備が不要なため、最後にバックアップした時点の環境を迅速に取り戻せる。災害発生時に業務の中断時間を最小限に抑えられるほか、バックアップの有効性をすぐに確認したいときにも効果的な機能となっている。

 新たに提供するコマンドラインインタフェースによって運用管理ツールと連携させて、ジョブの終了に続いて自動的にバックアップを作成する、複数の仮想マシンを一括でリカバリするといった操作が可能。また、Linuxサーバーのバックアップ機能をWindowsサーバー同等に強化し、「復旧ポイントサーバ」へのバックアップによる遠隔転送・重複排除や、1ファイル単位でのリストアなどに対応した。

 江黒社長は、「Arcserveは中堅・中小規模の環境で圧倒的に支持されているが、UDP v6は中堅規模の需要にフォーカスし、仮想化と災害対策に力を入れて機能を強化した」とし、物理/仮想、Windows/Linuxが混在する中堅企業のシステムを、一つの統合製品で効率よくバックアップ・リカバリできる点を訴求する考えを示す。(日高 彰)