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アヌータ・ネットワークス ネットワーク管理の一元化・自動化ニーズに応える 技術力の高いパートナーと協業し日本市場開拓
2016/03/03 14:40
週刊BCN 2016年02月29日vol.1618掲載
グンタカラ
CEO
Anuta NCXは、スイッチやルータ、ファイアウォール、ロードバランサなど、既存のネットワーク機器で構成される物理的なネットワーク環境と、仮想サーバー上のネットワーク機器を統合的に可視化し、管理・制御できるソフトだ。マルチベンダー対応で、非「OpenFlow」(SDNの代表的な標準技術)製品にも対応するため、ネットワーク機器を入れ換えることなくSDNを実現できる。また、各機器の設定コマンドを自動生成することから、ヒューマンエラーも防止できる。「ユーザーは、既存のネットワーク基盤をそのままに、複数拠点やデータセンターなども含めてスピーディに、低コストでSDN化できる。ネットワークの運用管理コストやネットワークインフラのTCO削減にもつながる」と、グンタカラCEOは同製品の価値を強調する。
日本市場では、多くの拠点をもつ企業のネットワーク管理効率化ニーズが強く、まずはそうしたユーザーへの提案で先行事例をつくっていく方針だ。アヌータ・ネットワークスの有力パートナーである日立システムズの渡野辺剛・クラウドICTサービス事業グループネットワークセキュリティサービス事業部セキュリティICTサービス本部兼グローバル統合監視運用サービス本部本部長も、「拠点をたくさんもっているお客様には非常に有効なツールだと考えている。例えば、マルウェアに感染したセグメントを自動的に検出して、そこだけAnuta NCXを使って切り離してしまうなど、当社のSIやNIの総合的な提案に組み入れてキラーコンテンツをつくることもできる」と話し、市場開拓に手応えを感じつつあることをうかがわせる。グンタカラCEOも、「当社のソリューションをどう生かすかよく知っている日立システムズのようなパートナーがいることは非常に心強い」と、日本のパートナーに大きな期待を寄せる。加えて、パートナー網の拡大にも意欲を示している。(本多和幸)
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