EMCジャパン(大塚俊彦社長)は、ハイパーコンバージドインフラストラクチャアプライアンスの「VCE VxRail Appliance」ファミリーの提供を開始した。EMCのシステムとVMwareのハイパーコンバージドソフトウェアを組み合わせた製品で、VMware環境の拡張と効率化を可能にする。

 VCEにとっては、EMCの傘下となって初の大型製品となる。VCEテクノロジー・ソリューションズの西村哲也カントリーマネージャーは、「昨年4月に就任し、およそ1年が経過した段階で新しい製品を発売できるようになった。ユーザー企業をトランスフォーメーションするというEMCの戦略に、インフラの部分で十分に寄与できる」と訴える。

 VCE VxRail Applianceは、仮想化、コンピューティング、ストレージとデータ保護が単一のシステムで統合され、一元的なサポートを実現する。米EMCでVxRailとVCEコンバージドインフラストラクチャ製品を担当する、ギル・シュナーソン・バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーは、「ユーザー企業が導入しやすい一貫性のあるアプライアンスを市場に投入した」としている。

 また、ヴイエムウェアの桂島航・チーフエバンジェリストは「ハイパーコンバージドインフラ市場は、年率60%増で成長している。そのなかで、当社のソフトウェアは、極めてシンプルな管理、最高峰の処理性能、コスト優位性、あらゆるアプリと規模の対応という点に優位性がある」とアピールする。

 VCE VxRail Applianceは、販売パートナーのネットワールドとネットワンシステムズを通じて提供される。ネットワールドの森田晶一社長は、「社内システムの移行を実際に行ったところ、1台に移行するのに2週間もかからなかった」ことを踏まえて、「当面は、国内で唯一の2次店に提供するディストリビュータとして、拡販を図っていく」方針だ。ネットワンシステムズの川満雄樹・ビジネス推進本部第2応用技術部プラットフォームチームエキスパートは、「当社は、これまで多くの仮想化環境を提供してきた」という実績をもとに、「エンジニアの立場として、ハイパーコンバージドインフラを活性化したい」との考えを示している。(佐相彰彦)

(上段左から)VCEテクノロジー・ソリューションズ 西村哲也 カントリーマネージャー、米EMC ギル・シュナーソン バイスプレジデント、ヴイエムウェア 桂島 航 チーフエバンジェリスト
(下段左から)ネットワールド 森田晶一 社長、ネットワンシステムズ 川満雄樹 エキスパート