東京エレクトロンデバイス(TED、徳重敦之社長)は5月19日、米アビアコムと販売代理店契約を締結し、IoT市場向けに最適なCMOSプロセスを用いた超低消費電力のプログラマブルRF ICの取り扱いを開始すると発表した。

 アビアコムのRF ICは、同一回路上でプログラマブルに周波数を変更することができるため、ワールドワイドで製品展開するようなデバイスに対しても各国個別の周波数帯を割り当てるなど、効率的な回路設計が可能となっている。また、CMOSプロセス・超低消費電力・オールインワン回路設計といった特徴を備えており、IoT無線通信の導入課題を解消することができる。

 取り扱うアビアコム製品は、IoTシステムに最適な低消費電力プログラマブルRF ICで、セルラーM2M/IoT市場向け「ARF1000シリーズ」、 社会インフラ市場向け「ARF2000シリーズ」、テレビホワイトスペース(TVWS)向け「ARF3000シリーズ」をラインアップする。

 デバイスの評価環境として、50MHz-2.80GHzにわたるさまざまな周波数帯域を試験するためのプログラマブルデバイス搭載評価ボードも用意しており、顧客のIoTシステムの開発コスト・工数の削減を実現する。

 またアビアコムでは、さらなる低価格・超低消費電力を実現するM2M/IoT通信向け新規格「LTEカテゴリ1(Cat 1)」対応のRF ICを開発中で、16年度中にリリースする予定。