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ダウジャパン メール統合ソリューション「TMSe」をリリース 新規よりもリプレース市場を狙う
2016/07/07 19:15
週刊BCN 2016年07月04日vol.1635掲載
メールセキュリティゲートウェイであるTMSeは、メール誤送信防止対策、標的型サイバー攻撃遮断・フィルタリングによるメール無害化、データ復旧に役立つ送受信メール保管、上長承認機能による誤送信防止など、一元的な運用管理を可能にする製品だ。増え続ける標的型攻撃の特徴について金社長は、「関連業務を装った件名や添付ファイル名、信頼を置く機構などのアドレス偽装で、受信者の警戒心を緩め、添付ファイルや文面のURLをうっかりクリックさせることで、感染するケースが多い」と説明する。TMSeは、最終転送メールサーバー、最初の送信メールサーバー、メールクライアントの種類、経由国などの履歴学習で送信パターンを分析。なりすましメールを早期遮断・通知する。また、添付ファイルのHTML化やURLのクリック不可を通じて、不正コードの流入を防止し、メール無害化を実現する。
金暎ジュン社長
従業員数が500~1000人規模の企業が、同社の既存ユーザーの6割ほどを占めており、この規模の企業をメインターゲットとし、東京中心に行ってきた営業活動を地方に展開していく。今年を同社にとっての変化の年とし、「日本のメールセキュリティ市場におけるシェアを15~20%までに引き上げたい」(金社長)。この目標の実現に向けて販売戦略を大きく変えた。従来、ハードウェアの保守をパートナーの必須条件としていたが、仕切り率を大幅に下げるとともに、保守サービスも同社が提供する。パートナーが、販売しやすい環境を提供し、アプライアンス導入数150台(2016年5月~12月)の目標に向け本腰を入れる。(鄭麗花)
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