ニュース
未来創造科学部 韓国ドローン発展計画を策定
2016/07/21 19:12
週刊BCN 2016年07月18日vol.1637掲載
計画では3大戦略および11大課題を提示し、グローバルでのドローン強国への成長ビジョンや技術優位性の向上、国内ドローン市場の拡大を図ることを明言している。
未来部によると、15年のドローンのグローバル市場規模は248億ドルに達し、年平均22%で伸びて20年には673億ドルの規模になると予想している。
韓国のドローン関連技術力は世界7位だが、本体価格の40%以上を占める高付加価値機能などは海外の輸入に依存している。これを受け未来部では、システムソフトウェアおよびネットワーク、センサ、素材など、共通利用が可能な技術の確保を進めていく計画だ。
計画の実施には、共通技術の開発および普及とともに、専門家の育成を急ぐ。また、第5世代移動通信(5G)やICT分野の技術力を生かし、ドローンの性能や安全性の評価を行うためのグローバルテストベッド環境を提供する。さらに、産業発展に向けた制度の樹立、規制緩和を行っていく。
今後、国際ドローンレーシング大会などを開催することで技術力の向上を図り、半期ごとに達成できた実績や課題、推進状況を共有することで、産業エコシステムの構築を促進する。(文/鄭麗花)
- 1