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アイレット 動画配信インフラをAWS上に構築するサービス端末の動作テストサービスも開始
2016/07/21 14:26
週刊BCN 2016年07月18日vol.1637掲載
執行役員
mediapack LIVEの特徴について、アイレットの後藤和貴・執行役員は、「低価格のストリーミング配信サービスはこれまでもあったが、ユーザーが利用するのはサービス提供会社のプラットフォームとなるのが一般的で、自社専用のプラットフォームではない。そのため、動画の権利を自社で保有できないという問題があった。mediapack LIVEは、自社専用のプラットフォームとして構築することから、動画の権利を自社で維持することができる。一方、動画の権利を維持できる自社専用の環境を構築するのは、これまで非常に高価だった」と語る。mediapack LIVEは、動画の権利を維持できつつ、低コストであることから、市場に割り込むチャンスは大きいとみている。
mediapack VODは、動画のオンデマンド配信を実行するための専用プラットフォームをAWS上で提供するサービス。動画のサイズやフォーマット変換などを行う「Amazon Elastic Transcoder」を利用するため、スマートフォンやタブレット端末など、ユーザーのデバイスにあわせて最適な動画を配信できる。また、動画配信のための自社専用ポータルサイトが提供され、検索設定や順位表示などのカスタマイズにも対応している。さらに、「ポータルサイト上では、広告の設定ができ、グーグルアドセンスなどとも連携できる」(後藤執行役員)。
devicepackは、スマートデバイス向けアプリ開発の動作テストをサポートするサービス。「AWS Device Farm」を使用し、クラウド上で動作テストを実行するため、何台もの物理的なスマートデバイスを用意する必要がない。端末ごとの動作テストを一度に自動的に行うため、開発スピードの向上が期待できる。(畔上文昭)
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