エレコム(大阪市、葉田順治社長)は、加賀電子グループで産業用機器などの開発を担うワークビットの事業を9月1日付で譲り受けると、8月4日に発表し た。事業譲渡に伴う人員の異動は6人と少ないが、ワークビットは組み込みソフトや産業用マイコンボードの開発、LSIの設計に実績が豊富で、現在、エレコ ムが力を入れている「産業向け組み込みソフト開発と相乗効果が見込める」(梶浦幸二常務)と判断した。

 事業譲渡後は、ワークビットの事業所だった神奈川県大和市のオフィスを、エレコムの「大和技術開発センター」に改装し、「グループの主要開発拠点のひと つに位置づける」(エレコムの鈴木浩之取締役)と話す。エレコムは、組み込みソフト関連の人員だけで、直近3か月で約15人を採用するなど、積極的に業容 の拡大を進めている。新設する「大和技術開発センター」への配属も増やしていくことで、開発拠点の能力を高めていく。
 
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写真右からエレコムの梶浦幸二常務、鈴木浩之取締役

 エレコムグループで、産業向けの組み込みソフトや各種ハードウェアの開発を手がけるのは、エレコム本体、ならびにロジテック、ハギワラソリューション ズ、日本データシステム(JSD)などで、これらグループ会社が「大和技術開発センター」を活用することで、グループ全体の開発能力を一段と高めていく。 こうした取り組みによって、今年度(2017年3月期)のエレコムグループの組み込み関連ビジネスの売上高を前年度比約30%増の90億円を目指していく 方針だ。