ソリトンシステムズ(鎌田信夫社長)は11月15日、携帯電話回線を利用して高画質の映像をライブ中継するシステムの新製品「Smart-telecaster Zao-S」を開発したと発表した。11月16日から幕張メッセで開催される放送関連機材の展示会「Inter BEE 2016」でデモ展示を行う。出荷開始は2017年2月を予定している。

 「Smart-telecasterシリーズ」は、3G、LTEなどの公衆モバイル回線を使って、高品質な映像をリアルタイムで伝送するソリューション。独自の伝送技術RASCOW(Real-time Auto Speed Control based-on Waterway model)により、揺らぎの大きいモバイル回線上でも遅延が少なく「切れにくい」安定した映像を送ることができる。

 新製品は昨年リリースした「Smart-telecaster Zao」の姉妹製品。HEVC/H.265ハードウェアエンコードによる高い映像品質を受け継ぎながら、わずか350g(内蔵バッテリ含む)の世界最小・最軽量を実現した。これにより、ライブ中継の応用範囲を大きく広げ、ウェアラブルカメラ、Body-Worn Cameraからの中継、ドローンや無人ロボットへの搭載など新たな分野での適用が期待される。また、モバイル回線を3本まで束ねて利用するマルチリンク機能やHD-SDI、HDMI入力のサポートなど、プロフェッショナルの現場での利用も想定した設計となっている。