ナビプラス（篠寛代表取締役執行役員CEO）は12月12日、自社で開発・提供するサイト内検索エンジン「NaviPlusサーチ」に、検索結果を戦略的にコントロールするマーケティング機能の実装を開始したと発表した。

　店舗の店員は、来店客から問い合わせを受けた場合、客の性別や好みを判断した上で適切な商品や商材を案内する。一方、従来のサイト内検索では、ユーザーが検索したキーワードに該当する商品やコンテンツを上位表示している。そのためユーザーはキーワード検索の後、求めるブランドや金額など絞り込み検索によって、商品やコンテンツを選び出していた。

　そこでナビプラスは、検索結果を戦略的にコントロールするマーケティング機能をNaviPlusサーチに追加した。これにより、EC・コンテンツサイトの運営者は自社サイトのサイト内検索の検索結果をさらに最適化でき、ユーザーは絞り込みや並べ替えの手間が減るため、より早く探している商品やコンテンツに到達できるようになる。

　具体的には、リスコアリング機能を新たに追加。ユーザーの会員属性や季節要因などの情報を付加することで、サイト内検索の検索結果をユーザーに合わせさらに高精度にする。この機能によって、NaviPlusサーチは、EC・コンテンツサイトのマーケティングツールのひとつとして、販売力・利用率の向上を支援する。

　今後もナビプラスでは、サイト内検索エンジンやレコメンドエンジンで蓄積したノウハウを活用し、さらにパーソナライズド検索を強化していく予定。