
KSGの立花和昭社長
国内ストレージ市場は、企業向けのハイエンド(高価格帯)製品と、個人事業主やSOHOオフィス向けローエンド(低価格帯)製品の二極化が進んでいる。ミッドレンジ領域の製品が意外に少なく、この領域の製品ラインアップが多い「Synology製品を高く評価し、一次代理店となった」(立花社長)という。

台湾Synologyの許格超総経理
台湾Synologyの許格超総経理は、「ストレージを制御するソフトウェアを独自に開発しているのが強みのひとつ」と、ストレージの性能や使い勝手の決め手となるソフト開発に自信を示した。
KSGでは、Synologyが得意とするミッドレンジの製品を軸に、現在、個人やSOHOオフィス向けのストレージを使っているユーザーのうち、性能が高いストレージを必要としているユーザーを取り込むとともに、企業向けハイエンド製品ユーザーのダウンサイジング需要を狙っていく。こうした取り組みによって、今後3年で国内累計20億円の売上計画を立てている。
Synologyは、2000年に設立し、世界90か国に展開。ミッドレンジのNAS(ネットワーク接続型ストレージ)製品では定評がある。国内で一次代理店となるのはKSGで3社目となる。