バイナル(高牟禮晋社長)は、日立システムズ(北野昌宏社長)と協業し、バイナルが提供している輸出・輸入貿易業務管理システム「TOSS」のクラウドサービス「TOSS-CLOUD+」の販売を7月14日に開始した。

 TOSSは、PC上で動作する日本初の貿易ソフトウェアとして約35年前に開発。輸出入に関する管理業務に必要な機能を網羅しており、通関業務に必要な申請書の作成・管理や海外企業との輸出入での物品の販売管理業務などをシステム化によって効率化するとともに、不要な作業を減らし、業務をシンプルにすることで、さまざまな国際貿易業務の効率化をサポートしている。

 今回、日立システムズとの協業によって提供するTOSS-CLOUD+は、オンプレミス版(自社導入型)で提供しているTOSSの機能を最短3日で提供するクラウドサービス。安価な初期環境構築費用とユーザー数に応じた月額費用での料金形式になっているため、初期投資を抑え、短期間・低コストでシステムを導入・利用開始できる。また、輸出入業務の拡大にあわせて柔軟に利用規模を拡張することができる。

 サービスラインアップは、「輸出版 TOSS-CLOUD+」「輸入版 TOSS-CLOUD+」「フルパック版 TOSS-CLOUD+」の3つを用意。ユーザーは、このラインアップのなかから事業規模や業務内容に適したクラウドサービスを利用できる。クラウド基盤には、マイクロソフトのパブリッククラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を採用しており、強固なセキュリティを確保し、将来のグローバル展開にも対応できるサービス基盤を実現している。さらにデータは、Microsoft Azureの東・西日本にある国内のデータセンターを活用し、合計6重の冗長化ストレージによってBCP対策を行っている。

 システムの運用については、Microsoft Azureなどのクラウド基盤の運用代行はもとより、幅広い業務課題に対し、サービスインフラを活用した多様なBPOサービスを提供できる日立システムズの「クラウド向け統合運用サービス」を採用した。コンタクトセンターの品質を保証する国際的な規格であるCOPC CSP規格を2004年から継続して取得しているコンタクトセンターを活用。100人を超えるクラウド関連の有資格者がサーバーの死活監視やリソース監視などの監視業務から、バックアップ業務、障害を検知した際の復旧支援、問い合わせ対応などのヘルプデスクまで対応し、顧客のシステムを24時間365日体制でサポートする。

 今後、バイナルでは、日立システムズと連携。幅広い業種・規模の顧客に対し、これまでのTOSSに加え、TOSS-CLOUD+のクラウドサービスを拡販していく考え。