エンドポイントセキュリティ製品の最新版

 カナダに本社を置くAbsolute Softwareは、PCの盗難・追跡機能などを搭載するエンドポイントセキュリティソリューションの最新版「Absolute 7」を発表した。

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Absolute Softwareの藤川紳太郎カントリーマネージャとアイ・ビー・シーの田北幸治社長

 Absolute 7は、PCなどのモバイルデバイスの盗難・紛失時における情報漏えいを防止する製品。遠隔でのデータ削除や端末ロックによる情報資産の保護、位置情報の追跡による端末の回収を可能にする。製品のコアとなる独自技術「Application Persistence (自動復活機能)」では、端末にインストールされていた製品のエージェントが何らかの要因により削除された場合に、自動で再インストールすることができる。
 
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「Absolute 7」の管理画面

 最新版では、この自動復活機能の適用範囲を拡張し、任意のソフトウェアを自動的に復活させることが可能になった。また、PC端末上のエージェントとサーバー間の通信間隔の時間を短縮し、「ほぼリアルタイムでの監視」(Absolute Softwareの藤川紳太郎カントリーマネージャ)を実現。何らかの脅威に晒されている端末に対して、パッチの適用や端末のロックといった処置を迅速に行うことができる。また、ユーザーインターフェースを改善し、これまで盗難対策と資産管理で分かれていたコンソールを統合。コンソールのカラーを青色からブランドカラーである緑色へと変更した。

 今製品は過去に「Computrace」、前バージョンでは「Absolute Data&Device Security(DDS)」として提供してきたが、今バージョンでブランド名称を変更した。藤川カントリーマネージャは、その理由について、「盗難対策から資産管理へと製品の機能が広がってきていること。さらに、ブランド認知を広めるために、社名と同じ名前に変更した」と説明する。

 今後、日本市場での拡販にあたり、盗難対策だけでなくIT資産管理製品としても打ち出し、資産管理市場にも展開していく方針だ。パートナー企業であるアイ・ビー・シーの田北幸治社長は、「資産管理に加えて盗難対策もできることを強みに、既存の資産管理製品のリプレースを促していきたい」と話す。ユーザーの業種や規模を問わず、幅広く製品展開を行っていく考えだ。(前田幸慧)