【上海発】新日鉄住金軟件(上海)(NSSOL上海、五味隆総経理)は10月27日、年次のユーザー会「NS Solutions Forum@上海 2017」を開催した。先進的な取り組みを推進しているIT活用の事例を紹介したほか、懇親会を行った。

 イベントの冒頭、五味総経理が挨拶し、「本日は自社の宣伝は一切しない」と宣言。あくまでユーザーにとって役立つ情報を提供する会であることを強調し、「日頃から悩んでいる課題を共有して解決に結びつけるなど、お客様同士の出会いの場にしてほしい」と話した。
 
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上海伊藤忠商事
黄瀬貴信
中国IT企画部 部長

 当日は、ユーザー企業を代表して、上海伊藤忠商事の黄瀬貴信・中国IT企画部部長が講演し、中国ならではのITの活用例などを紹介した。例えば、同社では現在、セキュリティ上の観点から「微信」の会社資産PCでの利用を禁止する一方で、緊急連絡システムなど、微信を活用したアプリケーションを積極的に開発。また、配車サービスアプリ「滴滴(DiDi)企業版」を導入するとともに、ワークフローシステムと連携させて、申請から承認にかかる業務負荷の大幅な削減に取り組んでいる。黄瀬部長は、IT推進を成功させる秘訣について、「アイデアを実際に口にして、絵にして説明するとともに、関係部署や上司、部下を巻き込むことが重要だ。さらに、経営陣のIT推進に対する考え方の理解や、構想を最終的に形にする優秀なIT企業の存在も欠かせない。そして、熱意だ。結局のところ、プロジェクト成功の可否は、推進メンバーに熱意があるかどうかにかかっている」と総括した。(真鍋 武)