パナソニック(津賀一宏社長)は2月20日、新たに展開するディープラーニング顔認証システム「FacePRO」を構成する、ディープラーニング技術を応用した顔認証サーバーソフトウェアを8月に発売すると発表した。

 新製品は、世界最高水準の顔照合性能をもつエンジンを核とした、高精度の顔認証ソフトウェア。従来の顔照合技術では照合が難しかった、左右45度や上下30度の顔向きが付いた場合やサングラスなどで一部顔が隠れている場合でも照合を行うことができる。加えて、顔認証に最適な顔画像を撮像段階から狙って自動調整する「iA(インテリジェント・オート)モード」を搭載し、同梱のベストショット・ライセンスキーをインストールしたパナソニック製ネットワークカメラi-PRO EXTREMEシリーズと併用することで、カメラ側で切り出した顔認証に必要な画像(ベストショット画像)のみをサーバー側に送ることが可能となる。

 同社のコアデバイスと高精度の顔認証ソフトウェアの組み合わせによって、顔認証エンジンの性能を最大限引き出し、高い精度の認証を実現する。また、顔認証が困難であった、マスク着用による一部顔が隠れた状態でも照合を可能にする機能拡張を今年中に予定している。

 さらに、同製品とiA機能搭載カメラを組み合わせることで、サーバー負荷が大きい画像解析をカメラ側で行い、カメラ側で切り出したベストショット画像のみをサーバーに送ることが可能。これにより、サーバー負荷、ネットワーク負荷が軽減するため、システム全体でのコスト低減につながる。10台以上のネットワークカメラを接続したシステムの場合、ベストショット機能を使わない従来型に比べ、約40-50%のコスト削減が可能となる。