ネットワンシステムズ(ネットワン、吉野孝行社長)は、製造業向けIoTを体系化し、より販売しやすくしたと6月8日に発表した。生産現場で生成されるIoTデータを収集・分析する基盤を整備し、生産現場を統合的に管理・可視化する。松本陽一市場開発本部長は「設備故障の予兆検知や、製品トレーサビリティを強化していく」とした。今年度(2019年3月期)の製造業向けIoT関連の売上高は40億円を見込んでいる。

松本陽一市場開発本部長

 製造業向けIoT体系では、製造業特有の「制御技術(OT)」と「汎用的な情報技術(IT)」の双方のネットワーク基盤やクラウド基盤、セキュリティ対策を統合的に組み合わせる。従来はOTとITのあいだに技術的な断絶があり、IoT化の障壁になっていた。そこで、ネットワンではOTとITの双方をシームレスに接続。IoTデータの収集を横断的に行えるようにした。
 
製造業向けIoT体系の概要

 今後、同社では、生産現場で収集したIoTデータを有効活用するため、独自の分析アルゴリズムを組み合わせるなどして、不良品検知や予知保全を支援するサービスも提供する予定。