リコー(山下良則社長)は7月2日、コンテンツ・サービス・プラットフォーム(CSP)の開発・販売を行うドイツのDocuWare GmbH(ドキュウェア社)の全株式を取得することで合意したと発表した。株式取得は、ドイツ・オーストリアでの競争当局の審議を経て、今夏に完了する予定。

リコーの複合機「RICOH IM C シリーズ」

 現在、中小企業では請求や受注・発注など企業間取引において紙文書による業務が多く残っている。紙文書をデジタル化し、さまざまなアプリケーションと連動させることで効率的なワークフローを実現するため、リコーは複合機を中心としたソリューションの開発、提案を強化している。

 今回買収するドキュウェア社は、さまざまな形式のデジタルコンテンツを統合的に管理するCSPをグローバルに提供している。コンテンツ管理に加え、ワークフローの自動化や会計システムとの連携を実現しており、世界90カ国以上で1万2000社を超える中小企業に提供している。また、クラウド型のCSPの展開を進めており、サブスクリプションサービスとして提供している。

 リコーとドキュウェア社は10年近くパートナーシップを結んでおり、リコーは自社製の複合機とドキュウェア社の製品を組み合わせて販売してきた。ドキュウェア社を買収することで、ドキュウェア社のCSPの商品力やコンサルテーション能力などを生かし、リコー製の複合機やクラウドプラットフォームを組み合わせてドキュメント関連のワークフロー全体を改善するソリューションを開発し、グローバルに展開していく。

 また、ドキュウェア社がこれまで培ってきたサブスクリプションサービスの提供・運用に関する豊富なノウハウを生かし、中小企業におけるクラウド活用を促進。クラウドプラットフォームを通じてデジタルデータを蓄積し活用することで、新たなデジタルビジネスの創造に取り組んでいく計画だ。