カナダのBlackBerry(ジョン・チェンCEO)は7月3日、LGエレクトロニクスとの協業を拡大し、車載OEMとサプライヤー向けにコネクテッドカー/自動運転技術の展開を促進すると発表した。

 BlackBerryは2016年に携帯端末の製造ビジネスから完全に撤退。10年に買収したQNXの資産を発展させ、機器メーカーなどに組み込み向けのセキュアOSとしてBlackBerry QNXを提供している。近年は自動車向けのOSとしての側面を強めており、アウディ、BMW、フォード、GM、ホンダ、ヒュンダイ、ジャガー・ランドローバー、起亜、マセラティ、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、トヨタ、フォルクスワーゲンなどが導入している。

 BlackBerryは15年近くにわたり、LGのサプライヤーとして数百万台のQNXベースの柔軟なソフトウェア・ソリューションを提供し、自動車メーカー向けの高品質システムの提供を支援してきた。今回、協業の幅を広げ、BlackBerry QNXの幅広いソフトウェアとサービスを活用し、複数の自動車メーカーを対象としたインフォテイメント・システム、デジタルインスツルメントクラスタ、テレマティクス・システムを含む、次世代統合デジタルコックピットの構築に取り組む。
Kaivan Karimi SVP

 同社のKaivan Karimiシニア・バイスプレジデント兼共同責任者は今回の協業強化について「LGとの関係を構築・拡大することで、自動車市場の未来に向けて両社は緊密に連携し、最先端の自動車づくりをサポートしたい」とコメントしている。