週刊BCNは8月23日、ITメーカーとIT販社をつなぐイベント「BCN Conference 2019 夏」を東京・ホテル雅叙園東京で開催した。テーマは「DX時代を生き抜くパートナーエコシステム戦略」。

 AIやIoT、ビッグデータといったトレンドは、今、実装のフェーズに入っている。最新のテクノロジーをいかに活用し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するかが、企業の継続的な成長を左右する重要なポイントとなっている。

 ITベンダー側も、顧客のDX実現をサポートすることに注力しており、それによりビジネスモデル、そしてパートナーエコシステムのあり方が変化してきている。「BCN Conference 2019 夏」では、DX実現を支援するIT製品・サービス、そしてベンダーの最新パートナーエコシステム戦略をセッション、展示を通して紹介する。

 冒頭の基調講演では、「デジタルトランスフォーメーションの展開」をテーマに、名古屋大学大学院情報学研究科の山本修一郎教授が登壇した。山本教授は経済産業省の「デジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた研究会」委員として、「DXレポート」の策定に参加してきた。

 山本教授は「日本の企業は巨大なレガシーシステムを抱えているケースが散見される。ブラックボックス化しがちで、デジタルビジネスに即応できない。まずは既存システムの塊をマイクロサービス化して、即応性を高めるための行動を今すぐにでも起こさなければ、2025年の崖を越えられない可能性がある」と警鐘を鳴らした。
 
講演する名古屋大学大学院情報学研究科の山本修一郎教授

 「BCN Conference 2019 夏」は、SIer、ISV、ディストリビューター、リセラーなどが参加。450人の定員を上回り、事前登録者数は600人を超えた。