MBP SMARTEC(朱峰社長)が日本市場での営業を本格的にスタートさせた。同社は、中国南京市に本拠を置き日本でもビジネスを展開している農業機械・工作機械向けIoTソリューションのリーディングカンパニーであるTIZAの傘下企業。設立にあたってはNTTデータイントラマートも資本参加した。中国でTIZAが培ったIoT、ビッグデータ活用ソリューションをNTTデータイントラマートのシステム共通基盤「intra-mart Accel Platform」にのせて提供していく方針だ。

MBP SMARTEC 朱峰社長

 朱社長はもともと、独立系のシステム開発会社としてMBPを上海市に設立。日本にも拠点を置いている。NTTデータイントラマートの主要パートナー企業としての歴史も約10年におよび、intra-martシリーズの導入実績も豊富だという。

 現在、MBPはTIZAのグループ企業となっており、日本のIT市場とのコネクションを生かし、IoTソリューションをグローバルに展開したいTIZAの日本市場における橋頭保的な役割を担うべく新会社のMBP SMARTECを発足させたという流れだ。

 出資比率はTIZA日本法人が65%、従業員持株会が20%で、NTTデータイントラマートも15%出資している。

 朱社長は、「MBP SMARTECの設立にあたってはNTTデータイントラマートとの資本業務提携が前提だった」と説明する。

 「この数年間で中国の自動化、デジタル化はかなり進んだ。インターネットにアクセスするユーザーの数が多いことから、ビッグデータ、AI、IoTなどのソリューションは非常に先進的なものが出てきて社会問題の解決にも効果を実際に発揮するようになっている。一方で、ビジネス向けのITに関しては日本の方が成熟していてクオリティーも高い。TIZAのIoTやビッグデータ活用の技術とintra-martのワークフローやRPAなどを組み合わせることで、リテールや物流などさまざまな産業領域のビジネスプロセスを劇的に効率化することができる」(朱社長)
 
無錫中住集団有限公司 孫伯栄董事長

 MBP SMARTECの本格的な営業開始にあたっては、TIZAの株主である無錫中住集団有限公司の孫伯栄・董事長も「TIZAは日立建機など日本の重機メーカーなどとも仕事をしてきたが、これまで培った技術やノウハウを新しいかたちで日本市場に展開し、顧客基盤を開拓できるという意味でMBP SMARTECの活動やNTTデータイントラマートとの提携には大いに期待している」と語った。(本多和幸)