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NTT Com、スマートワーク、スマートシティなどを促進する推進室を新設

2019/09/26 12:00

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、データを利活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、社会的課題の解決を通じた「Smart World」を実現するため、「スマートワークスタイル推進室」「スマートエデュケーション推進室」「スマートシティ推進室」「スマートファクトリー推進室」「スマートヘルスケア推進室」を10月1日に新設する。


 データ利活用に必要なすべての機能を利用可能なプラットフォーム「Smart Data Platform」を中核としたデータ利活用を通じて、顧客のDXやSmart Worldの実現に向けた取り組みの強化を目的としている。五つの推進室はパートナーなどとの共創を通じて、顧客のニーズに合ったソリューションやサービスの開発・提供を行う。

 スマートワークスタイル推進室は、日々の業務に伴う不便さ、非効率さに起因する時間・労力・人件費の無駄を軽減し、職場環境や仕事のやり方など働き方に関するさまざまな社会的課題を解決し、働き方改革を推進することを目的としている。

 交通費の精算を簡素化し社内の業務プロセスを変革するソリューションや、従業員間や従業員・企業間での業務活性化をサポートするコミュニケーションツールの開発・提供を進めていく。

 スマートエデュケーション推進室は、学力格差の是正、教員の負荷軽減、不登校・いじめの抑止、AI・ロボットの台頭への対応といった教育に関するさまざまな社会的課題を解決し、日本の教育を変革することを目的としている。

 授業や家庭学習から生成されるデータと教室運営、校務などの教職員業務から生成されるデータを連携させることで、個々の生徒に適した学習教育の実現や生徒の学習意欲・態度に関する分析など、教育に関する新たな価値創造を進める。

 スマートシティ推進室は、都市の治安、エネルギー効率化など都市に関するさまざまな社会的課題をICTの活用により解決することを目的としている。都市から収集・蓄積されるさまざまなデータを、映像分析や自然言語分析、音解析を行い、さらなるデータの利活用を促進していく。

 スマートヘルスケア推進室は、高齢者人口の増加による医療費上昇、医師の高齢化、地域による医師数格差など、日本の医療を取り巻く社会的課題を解決することを目的としている。

 ウェルネスから予防・診断・治療・リハビリにいたる各ステージにおいてデータを収集・蓄積、分析・活用することで、新たなヘルスケアサービスを提供し、医療プロセスの革新やデータ利活用による新たな付加価値の創造を進める。
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外部リンク

NTTコミュニケーションズ=https://www.ntt.com/index.html