オービックビジネスコンサルタント(和田成史社長)は10月7日、「RPA×奉行」による生産性向上の具体的活用事例として、福岡市の西部ガス情報システムの事例を公開したと発表した。

 西部ガス情報システムは、月次決算期と四半期決算期ごとに、経理グループが手作業でExcelから勘定奉行への転記入力を実施していたため、入力ミスが起きやすく決算期ごとの長時間残業の原因にもなっていた。こうした経理業務への問題意識から、いち早くRPAの可能性に気づき、2017年にRPAワーキングを発足し、ロボット活用の取り組みを開始した。

 そして、主体的に業務プロセスを変えようとする姿勢で、Excelの定型フォーマットに入力された仕訳起票の内容を会計システム(勘定奉行)へ仕訳入力するロボット「メロン2号」を開発した。メロン2号は、Excelの定型フォーマットに入力された内容を会計システムに仕訳入力する(CSVファイルに変換しインポートする)ロボット。特定の共有フォルダーに新たなExcelファイルが保存されると、それをメロン2号が処理した上で実行済みフォルダーへ移行する。

 メロン2号により間接費のほか部門費用の計上や按分など、四半期決算に伴う300以上の仕訳入力と入力後のチェックに要していた時間が4時間からたった5分という大幅な短縮に成功し、成果をあげているという。

 なお、今回の事例では、RPAに必要な事前準備や押さえておきたいポイント、RPA活用の成功の秘訣などにも迫っている。