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エプソン、垂れ幕などに印刷する昇華転写プリンタ、蛍光インクで際立たせる

2019/10/25 14:00

 エプソンは、商業・産業向け大判インクジェットプリンタ「SureColorシリーズ」の昇華転写プリンタの新製品として、昇華転写プリンタとしては同社で初めて蛍光インクを搭載した6色モデル「SC-F9450H」と4色モデル「SC-F9450」を12月6日に発売する。

SC-F9450H

 昇華転写とは、昇華型インクで印刷した転写紙に熱を加えインクを気化させ、ポリエステルなどの素材に染み込ませるプリント方式。主にスポーツアパレル、のぼり旗や垂れ幕などのソフトサイン用途に利用される。

 2017年9月に発売した「SC-F9350」がもつ信頼性、高生産性と高画質を兼ね備えながら蛍光インクを搭載。6色モデルのSC-F9450Hは、イエローとピンクの蛍光インクを搭載し、鮮やかでデザイン性が高いスポーツウェアなどの制作に適している。

 純正インクは、高い洗濯堅牢性と耐汗性を実現。また繊維製品の国際的安全規格であるエコパスポート認証を取得しており、肌の弱い乳幼児の衣料用途でも使える。このほか、最長5年間保証する稼働保証保守メニューを用意し、年に2回の定期メンテナンス訪問によるトラブルの未然予防、そして万一の故障時に部品交換などを受けることができる。

 税別価格はSC-F9450Hが310万円、SC-F9450が260万円。同社は製品の拡充により、今後1年間で昇華転写プリンタを約1000台販売する計画だ。
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外部リンク

エプソン=https://www.epson.jp/