グローリー(三和元純社長)は1月31日、同社の連結子会社である英Glory Global Solutions(International)が、セルフサービスキオスク機器の製造・販売会社である仏Acrelec Group(アクレレック)の発行済株式を80%取得する契約すると発表した。

グローリーの紙幣・効果入出金機とアクレレックのセルフサービスキオスクを組み合わせて
設置するイメージ

 グローリーグループは、「長期ビジョン 2028」で“人と社会の「新たな信頼」を創造するリーディングカンパニーへ”を掲げ、その実現に向けた最初のステップとして「2020 中期経営計画」を推進している。そのなかで、海外事業のさらなる拡大を重要な戦略と位置付け、積極的に経営資源を投入している。

 アクレレックは、欧州を中心とする19カ国に拠点をもち、セルフサービスキオスクに関するハードウェア・ソフトウェアの開発から生産、販売、保守、コンサルティングサービスまでを一貫して展開。15年以上にわたり、世界的なクイックサービスレストランや小売事業者などにサービスを提供している。

 グローリーグループでは、アクレレックを子会社化することにより、セルフサービスキオスク、モバイルオーダシステムなどを通じて利用者に最適なカスタマーエクスペリエンスなどを提供し、さらに快適な自働化社会の実現に向けた取り組みを加速していく考え。アクレレックは、同分野でのマーケットリーダーであり、同社が保有するソフトウェア技術やAI(人工知能)の活用により今後拡大が期待できる“スマートストア”マーケットの主要なプレーヤーになり得る企業であるとしている。

 さらに、グローリーは、海外事業では金融市場とリテール市場にセルフサービス関連分野が加わることで、海外事業の拡大も見込まれると判断し子会社化することを決めた。

 今後の買収シナジーとしては、両社の販売網を相互活用することによる両社製品の販売拡大を期待している。また、アクレレックでは、グローリーグループのグローバルな保守網を活用することによる保守対応力の強化が想定される。グローリーは、アクレレックと協働し、グローリーグループの保有する世界各国の販売網を通じて、飲食店などへの販売拡大を目指す。

 なお、グローリーでは、アクレレックの創業者である2人の現CEOが引き続き同社株式の20%を保有し、買収の成立後も引き続き同社の経営にあたり、グローリーグループの事業拡大に貢献することを期待している。