伊藤忠テクノソリューションズ(CTC、菊地哲社長)は2月6日、新規材料の開発や既存材料の特性向上など高度な技術を有する米QuesTekInternational(QuesTek)と、材料設計サービスの提供や合金ライセンスの販売を行う合弁事業を2月10日に開始すると発表した。

米QuesTekInternationalのWebサイト

 QuesTekは、コンピューターテクノロジーによるマルチスケールで統合的なシミュレーションで材料開発を行うICME(Integrated Computational Materials Engineering)技術の先駆者である米マサチューセッツ工科大学のProf.Greg Olson氏によって設立された。ICME技術とQuesTek独自の材料特性データベース、モデル、特性評価ツールなどを組み合わせて材料を設計するMaterials by Designという独自の手法で、耐久性の高い鉄鋼やアルミニウム、チタン、銅、ニッケル、コバルトなどをベースとした新しい合金を開発している。

 今回の合弁事業では「QuesTek Japan株式会社」を設立し、QuesTekが有する技術をもとに、日本国内で新規材料の設計サービスの提供や合金ライセンスの販売を行う。

 CTCは、合金設計、材料プロセス設計、材料評価などの材料関連の各種ソフトウェア、関連データベースの販売やサポート、コンサルティングサービスを30年以上前から提供。近年では、ナノスケールの材料解析サービスを拡充し、マルチスケールな計算ソリューションも展開している。長年の材料関連ビジネスでの経験をベースに、QuesTekと連携して顧客を開拓し、新材料の開発を通したコスト削減や社会課題の解決に貢献していく考え。