SBテクノロジー(SBT、阿多親市社長CEO)は3月25日、NHKテクノロジーズ(大橋一三代表取締役)に、「Microsoft 365 E5」とセキュリティ監視サービス「MSS for Microsoft 365」を導入したと発表した。

MSS for Microsoft 365

 NHKテクノロジーズは、NHKグループの総合技術会社として放送にかかわる技術業務全般を担っている。親会社のNHKが内閣サイバーセキュリティセンターの定める重要インフラに該当していることもあり、さらに積極的なセキュリティ強化が不可欠となっていた。加えて、20年の国際的なスポーツイベント開催にあわせてセキュリティリスクが高まるという懸念もあり、現状把握のためマイクロソフトの脅威可視化アセスメントを実施した。その結果、マルウェアによる攻撃やIDの不正利用などの侵害が可視化され、新しいセキュリティ対策の検討を開始した。

 新しいセキュリティ対策にはゼロトラストモデルが採用され、それを具体化できるMicrosoft 365 E5の導入を決定した。しかし、Microsoft 365 E5のさまざまなサービスを活用した多層防御・対処でセキュリティを強化する一方、24時間365日発生する膨大なアラートへの対応による業務負荷の増加や、対処が満足に行えるセキュリティに詳しいエンジニアの不足といった新たな課題が顕在化した。その解決策として、セキュリティとクラウド両方の知見が豊富な専門家が、24時間365日体制で監視を行うSBTのMSS for Microsoft 365を採用した。

 19年9月の運用開始後は、自社で常時監視を行う必要がなくなり、アラートの確認にかかる時間と業務負荷を軽減した。また、SBTからアラートの影響度や被害度、対策案が提示されることで、具体的に脅威情報を察知し、対応がスピードアップした。

 NHKテクノロジーズでは、今後もMicrosoft 365 E5のセキュリティ機能を活用した対策やCSIRT見直しなどセキュリティ強化を進めるとともに、今回の施策をNHKグループに横展開し、グループ全体のセキュリティ強化も目指す。また、SharePoint OnlineやMicrosoft Teamsなど働き方改革に向けたMicrosoft 365活用も進めていく。