富士通(時田隆仁社長)と米Palantir TechnologiesとPalantir Technologies Japan(Palantir Japan、楢崎浩一代表取締役CEO)は6月10日、日本市場でのデジタルトランスフォーメーション(DX)分野の強化に向けて戦略的協業で合意したと発表した。
Palantir Technologies JapanのWebサイト
今回の協業によって富士通は、Palantir Japanの日本での唯一のFlagship Technology Partnerとなり、データ解析分野でリードするPalantirの先進的なソフトウェアプラットフォームを活用したソリューションの提供によりDXを推進していく。
富士通では、パートナーシップへのコミットメントを強固にするための戦略的投資と、急速に成長するビッグデータ分析市場でのプレゼンスを高める目的で、米Palantir Technologiesに5000万ドル(日本円で約53億円)の出資を行う。
今後3社は、戦略的協業に基づき、これまで培ってきた技術とノウハウを生かし、さまざまな業種の顧客のDXを推進していく。Palantirのプラットフォームとこれまでの実績に富士通のICTに関する技術と実績を融合することで、顧客の経営課題に対する解決を実現していく。富士通がもつ日本のあらゆる顧客との関係により、このパートナーシップに新たなビジネスと付加価値を提供する。
また、日本をリードするICTカンパニーとして、富士通自身がPalantirの技術を自身のDXのコアと位置付け、社内実践を進めていく。