ServiceNow Japanは7月15日、カルビーがServiceNowのクラウドプラットフォーム「Now Platform」を活用して、従業員の出社率状況を把握するためのアプリを開発、運用開始したと発表した。

カルビーが開発した本社出社管理システム画面イメージ

 カルビーは、14年に在宅勤務制度を開始し、17年には利用日数や場所の制限をなくした「モバイルワーク制度」を導入するなど、早くから働き方について先進的な取り組みに着手してきた。今回、新型コロナウイルス感染拡大の影響により「ニューノーマル」時代の働き方が必要とされていることを機に、改めてオフィス勤務者を対象にニューノーマルの働き方「Calbee New Workstyle」を7月1日に開始し、モバイルワークを基本とした働き方を無期限に延長することを発表している。

 カルビーでは、この新しい働き方の3つの柱のひとつとして、「モバイルワークの標準化とフルフレックス導入」を掲げている。オフィス勤務者はモバイルワークを行うことを原則とし、フレックス勤務のコアタイムも廃止することで、結果的に「30%前後の出社率」を目標としている。そのため、同社の人事総務部では、従業員の出社率の現状を把握することが急務となり、対応依頼を受託した同社の情報システム部門がNow Platformを活用したアプリ開発を決定した。

 今回のアプリ開発にServiceNowを採用した背景には、カルビーが昨年、従業員の生産性向上と働きやすさを目指し、推進していたデジタルトランスフォーメーションに対応するための業務プラットフォームとして、Now Platformをすでに採用していたことがある。新たに開発した従業員の出社率を把握するためのアプリによって、従業員による出社申請登録から、承認依頼メールの発信、上司や上長による承認までのワークフローを実現し、さらには出社予定検索を個人、日付、部署別に行えるようになった。

 従来の一般的なアプリ開発では、企画立案からリリースされるまでに数カ月を要することも多くあったが、今回は、Now Platformを活用したことで、ServiceNowでのアプリ開発決定から、動作検証も含め、全社規模での運用開始までのプロセスが実質8稼働日という短期間で完了した。その結果、これまで難しかった人事部や総務部を含むユーザー部門からの要望への迅速な対応を実現した。なお、カルビー本社オフィスに勤務する従業員である約450人が対象ユーザーとなる。

 カルビーでは、今後も継続して従業員のニューノーマルの働き方を実現するために、ユーザー部門からのニーズに対応する仕組みを、Now Platformを業務プラットフォームとして構築していく。ServiceNow Japanでは引き続き、カルビーの生産性向上と従業員の働きやすさの実現が両立できるDXの取り組みを支援していく。