ヘッドウォータースが9月29日、東京証券取引所マザーズに上場した。上場初日と2日目は買い気配のまま取引終了。3日目の10月1日は東証のシステム障害のため全銘柄で売買が停止し値が付かなかった。上場4日目の10月2日、公開価格2400円の11.9倍、2万8560円で初値を付けた。


 ヘッドウォータースは、エンジニアという職業をよりクリエイティブな存在に再定義することで、エンジニアが開発をすることにとどまらず、テクノロジーに対する深い理解を基に新しい事業を生み出していく姿を目指している。エンジニアが最新のテクノロジーを使い、様々な社会課題を解決し、日本社会をより良い未来に導くことを同社の存在意義としている。

 AIを活用したソリューション開発の需要を的確に捉え、店舗の無人化や倉庫での棚卸の自動化、事務業務の自動化ツールの開発など、AIや機械学習機能をロボットやスマートスピーカー、スマートフォンなどに連携するAIソリューション開発の実績を増やし、概念実証から業務システムなどへの受注が増加している。

 また、DX(デジタルトランスフォーメーション)サービスでは、一部新型コロナウイルス感染症の影響を受けた業種からの受注は中止または延期が発生したが、既存顧客からの継続案件の獲得、新規顧客についてDX化を進めたい顧客からの受注獲得が進んでいる。

 20年12月期については、AIインテグレーション企業としての実績を積み、知名度を向上させるため、同社の主力サービスであるAIインテグレーションサービスの比重を高めることに重点を置き、様々な業務への新しいAIソリューションの提供を進めていく。実績を積み、知名度を向上させるためには、顧客数を確保することが重要と考え、20年12月期は31社(前期比47.6%増)を目標としており、20年第2四半期累計期間で23社を確保している。

 DXサービスについては、売上高は現状を維持し、売上総利益率を高める方針。プロダクトサービスとOPSサービスについては、新規の契約数を増やすことで売上高を増やしていく方針。

 20年12月期の業績予想は、売上高11億3400万円(前期比6.3%増)、営業利益1億8400万円(同52.9%増)、経常利益1億7200万円(同42.0%増)、当期純利益1億3800万円(同38.8%増)を見込んでいる。