アイ・ティ・アール(ITR)は7月20日、国内のプロセス・マイニング市場規模推移と予測を発表した。

プロセス・マイニング市場規模推移および予測(2019~25年度予測)
出典:ITR『ITR Market View:RPA/OCR/BPM2021』
※ベンダーの売上金額を対象とし、3月期ベースで換算。2021年度以降は予測値。

 プロセス・マイニングは、企業内のさまざまな業務システムに蓄積されているイベントログなどのデータを基に、部門をまたぐ業務プロセスの処理パターンを可視化、分析する製品・サービス。プロセスにかかわる工数の算出や、例外処理やボトルネック、不十分な職務分掌の抽出などを通して全社規模での業務改善を支援する。

 プロセス・マイニング市場の20年度の売上金額は5億3000万円、前年度比253.3%増の急速な伸びを示したという。21年度は、同83.0%増を予測している。いち早く市場に参入したCelonisとCognitive Technology(国内総販売元はハートコア)の2社が市場をけん引しているが、20年度にUiPathやABBYYが本格的に市場参入したことによって、市場認知度が高まっている。コロナ禍で業務プロセスの可視化、効率化の重要性が高まっていることから、市場は25年度に40億円、CAGR(20~25年度)が49.8%と予測している。

 同社では「プロセス・マイニングは、業務プロセスのデジタル化や自動化を推進するための主力ソリューションの一つとして認知されるようになり、国内でもエコシステムが形成されつつある。製品・サービスの機能も強化され、現状分析にとどまらず、改善箇所の提案や必要なアクションの実行までカバーするようになってきている。今後も、DXに向けた業務改善のためのプラットフォームとして、大企業を中心に導入が進むと見られる」とコメントしている。