理経は11月16日、同社が提供する米Apposite Technologiesのトラフィック生成ソリューション「Netropy Traffic Generator」を金沢工業大学が採用したと発表した。

Netropy Traffic Generator

 Netropy Traffic Generatorは、ネットワーク環境とネットワーク機器のパフォーマンスを評価するために数千レベルのアプリケーション・トラフィックを生成。アプリケーション、サーバー間のトラフィック通信の再現により、通信時の能力評価が可能となる。例えば、トラフィック発生時のファイアウォール能力の評価、VPN接続時の大量トラフィック処理のシミュレーションなど、リアルなアプリケーション・トラフィックを大規模に生成し、ネットワークやデバイスのパフォーマンスを評価することができる。

 金沢工業大学工学部電気電子工学科 横谷哲也研究室では、次世代通信ネットワークと性能解析に関する研究用途で、これまでネットワークWANエミュレータ「Netropy N61」を利用していた。今回、目下の研究テーマであるビル監視制御ネットワークプロトコルのBACnet(バックネット)/IPのトラフィックソースの模擬用途として、BACnet応用利用の研究をさらに加速するため、Netropy Traffic Generatorを採用した。

 BACnetの特徴は、照明や空調などビル設備のそれぞれがメーカー独自の仕様であっても、BACnetプロトコルを介してすべて接続できることにある。このため、ビル内の様々なインフラ設備を、統合的に監視・制御するための通信規格として普及している。大規模なビルシステム、中小規模の商業施設、ホテルや空港システムなどでも採用され、現在のビル制御プロトコルの業界標準規格となっている。

 理経では今後、大学や企業での特定の通信プロトコルへの適用も含め、ネットワーク開発などに提案していく考え。