NECは、映像AIなどエッジでのAI処理をいち早く実現できる統合プラットフォーム「NEC Express5800 for MEC」の販売を12月8日に開始する。

NEC Express5800 for MEC

 エッジコンピューティングで、さらに複雑化するシステム全体の運用の自動化や効率化を実現するためには、エッジサーバーだけでなく、各種デバイスやネットワーク、ITの既存システムとの統合運用管理が必要となる。また、運用工数を軽減するためのコンテナ構築の自動化や、アプリケーション配布の容易化も重要になっている。

 NECは今回、これらのニーズに対応するため、映像AI導入と運用管理を容易にし、ワークロードや用途・規模に合わせて、最適な統合プラットフォーム製品としてNEC Express5800 for MECを販売する。さらに、システム構築・アプリケーション配布から監視設定・データ収集までを自動化するソフトウェア製品「NEC System Orchestration」により、開発から構築・制御、運用監視、分析までの一連のシステムのライフサイクルをトータルにサポートする。

 NEC Express5800 for MECは、2種のAIコンテナ環境セット(マイクロソフトが提供するAzure IoT Edge、NVIDIAが提供するNVIDIA EGX)とAI対応ソリューションセットの3つを用意した。特に、AIコンテナ環境セット(NVIDIA EGX)は、Express5800サーバーへNVIDIA T4 Tensor コア GPUを搭載し、強力なAIアクセラレーション機能を備えている。また、他のGPUへの対応拡大も予定している。これらの製品はローカル5G環境での検証を実施しており、ローカル5Gの採用を検討している顧客は安心して利用できる。

 NEC Express5800 for MEC AIコンテナ環境セットは、Azure IoT Edge環境、NVIDIA EGX環境それぞれで検証済みの構成のため、迅速なAIコンテナ環境の構築ができる。Azure Cognitive ServicesやNGC catalogなどの汎用AIモデル、ISVのAIソリューションを使い、自身でシステムを構築したい顧客やAIソリューションの開発者向けの製品となっている。

 NEC Express5800 for MEC AI対応ソリューションセットは、映像AIを活用したソリューションとセットにして提供する。「長時間居座り検知」「不正侵入検知」「人数カウント」「誤侵入検知」と四つの映像AIソリューションを用意。映像AIを活用したソリューションをすぐに使いたいという顧客向けの製品となっている。

 税別価格は、NEC Express5800 for MEC AIコンテナ環境セット(Azure IoT Edge)が94万5200円から、NEC Express5800 for MEC AIコンテナ環境セット(NVIDIA EGX)が311万1900円から、NEC Express5800 for MEC AI対応ソリューションセット(AIアクセラレータ(VPU))が215万2600円から。同社では、2022年で年間トータル200セットの販売を目標としている。